この夏、あなたに似合う印象的なゆかた [第1回]

2015/07/15カルチャー和のたしなみ
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ゆかたに袖を通すと、夏の盛りが訪れたと感じるもの。
今年の夏、ワンランク上の「ゆかたのスタイル」を楽しむポイントを4回に分けてご紹介します。

第1回

演出したい印象から柄選び


ゆかたは、湯帷子(ゆかたびら)が語源といわれ、本来は湯上りに着るものであったため、昼は日差しの中でも目に付くように紺地が、夜は暗いところでも白く浮かびあがるような白地が良いとされていました。
今では解釈の幅が広がり、おしゃれ着として定着し、個性豊かな柄や色などデザインも豊富になりました。
デザインが与えてくれるイメージからピンときたものを選んでもよいですし、ゆかたのデザインにこめられたエピソードを参考するのも面白いかもしれません。
好みの方法で、この夏は自分を演出してみませんか?

 

はんなり、上品な印象


image「キュートな乙女」

恋のはじまりを予感させる柄といわれ春の花ですが、日本の国花でもある桜の柄は季節を問わずに愛用して良いといわれます。 百人一首では桜を詠んだ歌が六首もあります。

竹・笹

image「高貴でピュア」

松や梅とともに縁起のいい吉祥文様として親しまれている竹や笹。 かぐや姫が竹の中で見つかったのは、その成長の早さにちなんでいるといわれます。 また、七夕に、笹に短冊を飾る理由の一つは、風に揺れる音が天まで聞こえるからだそうです。

雪花絞り

image「清々しくてエレガント」

生地を三角に折り畳み、角に染液を浸して染め上げたもので、CMで女優さんが着て、一躍人気の柄になりました。 江戸時代の「雪華図説」によって雪の結晶が六角形であると知れ渡り、雪華文様が流行したそうです。

 

粋で、凛とした印象


鳥獣戯画

image「モダンに颯爽と」

京都、高山寺に伝わる絵巻物で、現在は甲・乙・丙・丁の全4巻。 日本最古の漫画といわれ、主に兎、猿、蛙、が擬人化されています。

麻の葉

image「大胆でシャープ」

麻の葉繋ぎとも呼ばれ、六つの菱形を六角形に繋げて、麻の葉にみたてた幾何学文様。 麻は丈夫で早く成長するので、昔から子供の産着としても用いられます。

image「神秘的なしとやかさ」

夕闇に水辺などで光を放つ蛍は、幻想的な景物。 梅雨のころから盛夏までの柄といわれます。 “鳴かぬ蛍が身を焦がす”という秘めた恋心をたとえることわざもあります。

 

ポップで、艶やかな印象


万寿菊

image「明るくてラブリー」

菊の花弁を簡略化して丸く御饅頭のように描いた文様。 尾形光琳の画風から意匠化された為、光琳菊とも呼びます。 和菓子のデザインにも用いられています。

団扇

image「快活でナチュラル」

ゆかたにぴったりの文様。涼をよぶモチーフです。 団扇は扇子より昔から日本で使われていたといわれます。 帯の後ろの結び目に、団扇をさしておくと便利で、見た目も爽やかです。

波に千鳥

image「華やかでレトロ」

「波に千鳥」は、どんな波をも乗り越えて行くという意味がこめられた通年使える縁起のいい文様。 語呂合わせで千鳥=千取り、とされて豊かさも表します。 「千鳥」だけの文様の季語は冬だそうです。

 

※掲載した反物の価格は20,000円~35,000円、仕立て代は別途15,000円となります。
詳細は「花想容」にお問い合わせください。

 

INFORMATION | インフォメーション


花想容(かそうよう)

住所:東京都新宿区下落合2-19-21
   JR目白駅から徒歩6分
TEL&FAX:03-3565-3265
営業時間:11:30~18:30
定休日: 月・火・祝
(水曜はきもの店のみ営業)

※スケジュール等詳細はリンク先ページをご参照ください
ホームページ:http://kasoyo.com/
お問い合わせ:http://kasoyo.com/ask

取材 佐東歩美

 


この夏、あなたに似合う印象的なゆかた [第2回]

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この夏、あなたに似合う印象的なゆかた [第4回]

≫「気をつけたい所作とマナー」



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