「和楽紅屋」 (3)

2015/08/12グルメ
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辻口 博啓

 

INTERVIEW | インタビュー


和楽紅屋 オーナーパティシエ 辻口 博啓つじぐち ひろのぶさんに聞いてみました

 

───生まれ育った和菓子屋「紅屋」は、当時どのような雰囲気で、どのような和菓子をつくられていましたか?
辻口 純和菓子の店で、ねりきりやようかん、どら焼きなどを作っていました。

───当時「紅屋」、厨房に入った時の思い出のエピソードをお教えください。
辻口 饅頭の包餡がなかなかうまくできず、きれいな形にならなかったり、逆にどら焼きの皮がけっこううまく焼けたなという思い出があります。

─── 2004年に「和楽紅屋」をオープンなさった時のお気持ちをうかがえますか?
辻口 父や祖父の顔を思い出したし、紅屋を支えてくれたおっちゃんやおばちゃんとの楽しかったことを思い出しました。やっとここまで来たな、という感じがしました。

─── 「和楽紅屋ecute 上野店」ではパンダの御品が大変な人気を呼んでいますがこうしたアイデアはどこから得られますか?
辻口 やはりパンダは上野の象徴なので、かわいらしさ、親しみやすさがすべてだと思います。そういう意味で、味とデザインをマッチさせた商品を目指しました。

───ご出身地の石川県、珠洲市のお塩をつかった御品を出されていますが、今後も郷土の名品とコラボされる予定はありますか?
辻口 石川県の観光大使としての役目もあるので、今後も郷土の名品とのコラボは実現していきたいですね。

───現在12ブランドに、スクール展開、そしてNHK連続テレビ小説「まれ」での製菓指導など超人的なスケジュールをこなされていますが、体調管理の秘訣や、普段のお食事はどのようなメニューを選ばれていますか?
辻口 なるべく野菜中心の食生活を心掛けています。

─── NHK連続テレビ小説「まれ」は辻口様の半生を描いた「スーパーパティシエ物語」がモデルになったそうですが、現在製菓指導をされていて、主人公と重なる部分や、感慨深い部分はどういった点でしょうか?
辻口 「まれ」のストーリー展開やお菓子に、様々なアイデアを出しており、ともにドラマを盛り上げているので、すべてのシーンで感慨深いところはありますね。

─── 「和の心」とは、辻口様にとってどういったものでしょうか?
辻口 和の文化や素材は、僕にとって、とても意味のあるものだと思います。歴史を紐解き、その中に様々なヒントを見出し、作り上げるスイーツにはとても意味があると思うんです。

───今後の抱負をお教えください。
辻口 人を育てていくこと。そしてスイーツを日本の文化にしていきたいです。

取材 佐東歩美

 

PROFILE | プロフィール


パティシエ

辻口 博啓(つじぐち ひろのぶ)

1967年石川県出身。クープ・ド・モンドをはじめ世界大会に日本代表として出場し、数々の優勝経験を持つ。モンサンクレール(東京・自由が丘)をはじめ、コンセプトの異なる12ブランドを展開。

“スイーツで人々に笑顔を”をモットーに、各店舗の製造・運営の他、企業とのコラボレーションやプロデュース、講演や著書出版など積極的に活動。
2015年3月スタートのNHK朝の連続テレビ小説「まれ」では製菓指導を務める。
石川県観光大使。三重県観光大使。金沢大学非常勤講師。産業能率大学客員教授。
また、食育や教育などにも強い関心を持ち、スイーツ文化の更なる発展と向上に力を注いでいる。


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